ユーザー車検初体験記

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ユーザー車検初体験記


はじめてユーザー車検を知ったのは8年位前になります。
会社の先輩が”ユーザー車検で車検を取った”と話していたときのことでした。
その当時は、まだ ”ユーザー車検?” そんな言葉すら知らなかったので、話を聞いて”自分で取れるのかぁー” 程度であまり興味を持っていませんでした。

それから1年後、当時の愛車(シビック)の車検時期がやってきました。たしか前回の車検で 13〜14万円くらい掛かったと思います。
安月給でやっと生活しているのに、とてもそんな大金など払えない!そう思っていた時、以前先輩が言ってた ”ユーザー車検” を思い出したのです。

でも、ユーザー車検ってどうすればいいのか?どこで受けるのか?などまったく解らないことだらけでした。
じゃあ聞くしかない!そう思って、先輩に相談しに行きました。
すると先輩は、1冊の本を差し出して、これにやり方書いてあるから読んでみな!と言うだけで、それ以外は何も聞けませんでした。

仕方がないから、その本を読んでみることにしました。そしてだんだんと読んでいくうちに、少しずつ車検の仕組みがわかり始めたのです。そして、読み終わったときには、よし!これならできる!そう思ったのが始まりでした。


Episode2(車検を受けるまで)

1冊の本と出会ったことにより素人の自分でも車検は取れるんだ。そう確信したので早速、車検の準備をすることにしました。

まず、必要な書類はあるか?ない物は車検場に置いてあるので、その時に揃えるとして、次に自賠責保険、これはどこで更新するのだろう? そう思っていたとき、勤め先の近くに民間車検場があったことに気づきました。

すぐにそこへ行って聞いてみると、その場で手続きができること分かったので何も考えずにそこで手続きをお願いしてしまいました。
その時、そこの担当者にユーザー車検を受けることを話すと、すごいね!頑張るねぇ! と快く対応してくれたのでした。

でも後で思い返すと、車検が商売の事業所で、なんて思いきった事したんだろう!と、少し怖くなりましたね。
それからは、近くの農協さんでお願いしています。

次は、クルマの点検です。24ヶ月定期点検記録簿に添って進めていきます。一応オイルも交換しました。(当時オイル交換は自分でやってました)

次にクルマの洗車です。下回りは高圧洗車機で洗浄しました。
最後に車検の予約をします。当時は、今のようなテレフォンサービスではなく、電話口の担当者に直接申し込み予約を行う方法でした。
さぁこれで、準備は万端です。


Episode3(車検当日、書類審査)

さぁ、いよいよ車検当日です。かなり緊張!
朝は、いつもより早起きして、もう一度必要なもをチェックします。念のため、工具類も積みました。
それから少し早めに家を出ました。車検場までの道のりは、さすがにドキドキしてましたね。

無事、車検場に到着しました。が、少し早すぎたようで、まだ受付をしていないようです。他の人も待っています。さすがにそこはお役所?!ようやく時間ちょうどに受付が開始されました。

でも、窓口がたくさん並んでいて、どこが何の受付かさっぱりわかりません。
何処でもかまわず解らない事を聞きながら必要な書類を揃えて、その次に印紙(自動車重量税・検査料)を購入し必要事項を記入して窓口に提出しました。(緊張していたので、そのときのことはよく覚えてませんが)

しばらくして受付の人に呼ばれ、何ヶ所か記入漏れ等を指摘されたのでした。それらを直して再度提出、また指摘されて訂正して、それを何度か繰り返しましたね。
そして、ようやく書類審査が合格になりました。やれやれ!


Episode4(検査ライン、第1ブロック)

次は、クルマの外観検査と同一性の確認です。
はじめに検査ラインの外周に並びます。書類審査でもたついていたせいで既に検査ラインは長蛇の列でした。

30分近く待ってようやく列が短くなったきたので、その間に前方で行われていることをよく確認しておきます。
すると前方の一人が何か指摘されたのか、慌しく修理している様子が見えます。何だかとても不安になりました。そして検査員がやって来ます。もうドキドキです。

検査官が、いろいろ指示をするので、指示どうりの対応に追われます。ウインカー、ライト、ワイパー、ブレーキ・・・・。 
ここではなんとか無事にハンコを貰うことができました。フー!


Episode5(検査ライン、第2ブロック)

前方の信号が青になったので、ゆっくりと線に沿って進みます。
サイドスリップはハンドルを切らないよう慎重に進みます。
前方の電光掲示板の指示に従い操作していきます。
ブレーキは思いっきり力を入れて効かせます。
スピードメーターはなかなか40kmに合わせられません。
すべて ○ の表示が点いて一安心!
記録して進みます。順調!順調!


Episode6(検査ライン、第3ブロック)

ライトを上向きにして、クルマから降ります。
排気ガステスターのプローブをマフラーに挿して掲示板を見上げます。
ここから最悪な1日が始まったのでした。
えっ!前方の掲示板に何と ”×”のマークが点いているではありませんか!
掲示板の表示は↓

ライトを上向きにしてつける プローブいれる
検査中 もう一度 検査中
× 記録して前へ進む × プローブはずす
CO × HC ×
ライトが”×”になってしまいました。


Episode7(検査ライン、第5ブロック)

予想もしていなかった事態に焦りを隠せませんでした。それでも残りの検査は続けなければなりません。
記録して最後の下回りの検査へ進みます。目の前の表示通りに操作をこなします。モニターには下回りを検査している様子が映し出されています。○表示!ここでは問題はありませんでした。


Episode8(検査ライン、第5ブロック)

検査ラインから外に出て一旦クルマを駐車場に置き、第5ブロックの窓口に全ての書類を提出して総合判定を受けます。書類を返却される時に ”光軸を調整して再検査を受けてください” あっさりと言われてつい ”はいわかりました” と答えてその場を離れました。わかりましたと答えたが実は何もわかっていなかった。
光軸調整などやったこともないし、どうやって位置合わせをすればよいか全くわかりませんでした。

困っていた時に何と!車検場内のすぐ脇に整備工場があるではありませんか。ラッキー!ここで調整できるに違いないと思い、そこへ行ってライトが不合格になったので光軸調整をしてもらうように頼みました。すると ”悪いけど、ここは組合に入ってないと駄目なんだよ!” と言われ掛け合ってもらえませんでした。ショック!仕方がないから車検場の外へ出てクルマの修理屋さんを探すことにしました。


Episode9(検査ライン、番外編)

民間車検場を見つけた!これで安心だ!早速そこへ飛び込みました。

                                        つづく

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