光軸の調整(修正)方法

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光軸の調整方法




ヘッドライト検査で不合格になったら

検査ラインの検査項目の中でもっとも不合格になるのが、このヘッドライト検査でしょう。これは、光軸調整(ライトの方向)が基準範囲から外れていることが原因です。

このヘッドライト検査では、私も過去(ほぼ毎回)何度も泣かされましたから・・・でも心配ありません。光軸調整はやり方さえ知っていれば自分でも調整できますから。

前項でも言いましたが、検査で不合格になっても、その日の中なら何度でも検査を受けられるんです。
 検査× → 調整 → 再検査 → × → 調整 → 再検査 ・・・・
こんな具合に○が出るまで、何回検査を受けても全く問題ありません。


現在はその日に受験できる検査の回数が3回までと制限されています。

それでも自分ではちょっと・・・ そんな方は事前にディラーなどで調整を依頼しましょう。また、近くに予備車検場があればそこで調整してもらいましょう。

でも、せっかく自分で車検を受けることを決意したのだから、自分で出来ることは自分でやりたい!そんな方のために光軸調整の方法を教えたいと思います。
これは、私が今までユーザー車検を経験してきて編み出した方法!ってわけではありませんが、車検場ではよく目にする光景でもあります。


検査時に確認しておくこと

はじめに検査を受ける時に注意しなければならないことを2つ挙げておきます。


  1. 検査ではライトをハイビームにすること!
    初めてで緊張のあまり、ハイビームにしないまま検査してしまうことも無いとは言えません。ロービームと知らずに×になった時、本当は問題なかったにもかかわらず調整で逆に狂わせてしまう可能性があるので、そこはしっかり確認しておきましょう。

  2. 掲示板の検査結果を確認すること!
    掲示板の検査結果が×の時、同時に光軸のずれている方向(上・下・左・右)が点灯するので、見落とさないようにしっかり覚えておきましょう。
    要するに、上が点灯した時は上を向きすぎですよ!右が点灯は右を向きすぎですよ!とどの方向にずれているかを教えてくれているのです。
    (マルチテスターの場合は、記録機横の小型掲示板で確認します。)

以上のように1.に注意して、2.を確認し、光軸をどう調整するか覚えておきましょう。一応忘れないようにメモを取っておくとよいでしょう。



掲示板の見方

ライトを上向きにしてつける プローブいれる
検査中 もう一度 検査中
× 記録して前へ進む × プローブはずす
CO × HC ×


上の掲示板の意味は前項の繰り返しになりますが、右のライトは下を向き過ぎているので×。左のライトは右を向き過ぎているので×。というように判断します。

では、このような結果を踏まえて、光軸を調整するにはどうすればよいでしょうか?簡単ですよね!右のライトは今より上に向け、左のライトは今より左に向ければよいのです。


光軸の調整方法

検査ラインを出て、壁際に車を止めれる場所を探して停車します。そして壁に向かってライトを点灯します。出来れば平らな場所がベストですが、壁があって駐車できる所ならかまいません。




壁に映ったライトに目印を付け手ておきます。




ボンネットを開けてライトの裏側にある調整ネジを探します。




調整ネジは、大抵ライトのバルブ(電球)が取り付けてある両側にあり、片方が上下の調整、もう片方が左右の調整になっています。
光軸の調整する方向によって、この調整ネジのどちらかを回して上下・左右を調整していきます。




調整は少し長めの(+)ドライバーが必要です。このドライバーを下の写真のようにギザギザした歯車の横側に当てて回します。(実際は車両の上側から当てます)




先ほど目印を付けたので、それを目安にドライバーを回していきます。そうすると光が当たっている部分が、調整した方向にずれていくのが分かります。

上下左右の調整がどちらのネジか解らないときは、とりあえずどちらかを回してみてください。ネジを回して光が動いた方向で判断できます。その時、回した回数を覚えておき元に戻せるようにしておきましょう。




大体調整の仕方がわかってもらえたでしょうか?ちなみに調整の目安は、左右どちらかのライトが問題なければ、その問題のない方を目安にして調整するとわかりやすいです。
例えば、上の掲示板のように左のライトは上下は問題がなく、右のライトは下に向き過ぎています。この場合は、問題のない左のライトの高さに右のライトを合わせて調整していきます。

しかし左右がずれている場合は少し厄介です。左右の向きを判断するのは、上下と比べると簡単ではありません。こういう場合は勘に頼ってみましょう。

繰り返しになりますが、再検査は何度でも受けられます。合格になるまで何度でも挑戦するつもりでやってみてください。目安としては1cm単位で調整するといいと思います。もしも調整をし過ぎたとしたら、検査で逆の表示が出るでしょう。そうしたら今度はその半分くらい戻してみてください。これでおそらくOKになりますよ。

思ったより意外と簡単にOKになるかもしれませんよ。私もはじめは結構シビアに調整しなければOKにならないだろうと思っていましたが、何度か経験してみて結構ラフなんだと感じています。

ここでの調整の仕方をマスターさえしていれば、検査で×が出ても怖くありません。自信を持って検査に挑んでください。



それではもう一度始めに戻りましょう。 ・・・> ユーザー車検に挑戦する


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