第4ブロック
第4ブロックでは、クルマの下回りの検査を行います。
床にピットと呼ばれる部屋があり、その中に検査官がいて、そこからクルマの下回りを検査します。
第2、3ブロックでは、テスタによる測定でしたが、ここでは検査官の判断で検査されることになります。
掲示板の指示に従い操作をしてください。簡単な操作なので掲示板をよく見ておきましょう。
検査内容は、かじ取り装置(ハンドル)、緩衝装置(サスペンション)、制動装置(ブレーキ)、原動機(エンジン)、動力伝達装置(ドライブレーン)、排気装置(マフラー)、燃料装置(燃料タンク、パイプ)、電気装置、車体/車枠(ボディー)を検査します。
検査手順
1.車両を検査場所へ前進
第3ブロックで検査票に記録したら前へ進んで、ピットの上にクルマを進入させます。このとき振動テスターがある場合は、前輪をその上に乗せてます。ブレーキテスターの要領で乗せてください。
2.検査
クルマを停止させたら、掲示板の「検査中」が点灯します。検査中は掲示板の指示に従ってください。
注意: 手順は車検場検査官によって違いがあります。
- 掲示板に「エンジン停止」が点灯したら、エンジンを切ってください。
- 「ハンドルの遊び」が点灯したで、振動テスターのあるところは、操作は不要です。勝手にハンドルが動きだすので、あわてないでください。振動テスターがないところは、ハンドルを左右に180度ゆっくり回してください。
- 「ブレーキをふむ」で、ブレーキペダルをふんでください。第2ブロックのブレーキ検査のように力いっぱいふむ必要はありません。普通にふんでください。とはいっても思い切りふんでしまいます。(笑)
- 「ブレーキをひく」で、駐車ブレーキを引きます。フットブレーキの場合はふんでください。
- 「クラッチをふむ」が点灯したら、クラッチをふんでください。AT車は不要です。
- 「下回り検査」で、下からコツコツ音が聞こえてきます。これは検査官が検査用のハンマーでたたく音なので、そのまま何もしないで待ちましょう。
- 掲示板に判定が表示されます。「○」が合格。「×」が不合格です。
- 「前へ進む」で、自動記録気のところまで進み、検査票を記録してください。
これで検査は終了です。
第4ブロックの電光掲示板
(旧式の掲示板)
検査中 | ||
エンジン停止 | ||
ハンドルの遊び | ||
ブレーキをふむ | ||
サイドブレーキをひく | ||
クラッチをふむ | ||
下回り検査 | ○ | × |
前へ進む |
これでライン検査は終了しました。次に総合判定を受けましょう ・・・> 第5ブロック